Step

いつまで踏み出すことなく揺れているの?
ブランコはもう 宇宙との境界線
漕いだら届くのに

忘れていた重力に訊いたよ

「離さないよね?」

「君はゆっくり飛んでればいいんだよ」

遠くの景色に 

僕はもう溶けている

かき混ぜないよう、ただ

君と一緒に見てる ほらね、ほらね


最後は笑うんだ
「独りよがり」決めたものの
見えない不安に駆られてる

ウソもホントも見えないものも
全部創り出すことできるかな?

忘れていた重力に訊いたよ

「寂しくないのかい?」

「君たちも同じようなものだろ?」


僕らは跳ねているのに

触れないようにまだ

タブーをそっと眺めてる

ほらね、ほらね


忘れていた重力に訊いたよ

「変わらないでね?」

「その結末は望みどおりかい?」


僕はもう溶けている

かき混ぜないよう、ただ

君と一緒に見てる ほらね、ほらね


このままでいたい。

このままでいたい?

生ぬるい風が吹く


ブランコは揺れているだけ

ほらね、ほらね